ドンキホーテの新しい社長 大原孝治氏とは?
日本で有名なディスカウントストアと言えばドンキホーテで、何でも売っていて遅い時間まで営業しているので買い物で助けられることが多いです。店先で流れているテーマ曲も親しみやすく、老若男女が買い物しやすいように配慮されているのがよくわかります。
大原孝治氏はドンキホーテの2代目社長で、現在のドンキホーテを現在の位置まで押し上げた人物と言っても過言ではありません。大原氏は、1993年に入社してわずか2年で取締役第二営業本部長となります。取締役や副社長を歴任し、2014年に代表取締役社長に就任するのです。
入社時売り場担当だった大原氏は、わずか2年間で3店舗の立ち上げの店長を務めており、彼の実力が凄かったことが見て取れます。一社員から短期間で社長に登りつめることができたのは、大原氏が語る通り、主語は常にお客様でお客様の目線に立てない限り正解は見つからない、という姿勢があったからでしょう。顧客第一主義を掲げる会社は多々ありますが、トップから現場の従業員に至るまでその理念が浸透し、実践できている企業はほとんどありません。
大原孝治氏がドンキホーテの社長になってからの躍進ぶりは素晴らしいものがあります。インバウンドは目的ではなく内需活性化のための必要条件であるとし、海外からの旅行客を取り込むため、旅行代理店700社と提携して、ドンキホーテに買い物に行く旅を企画しました。国内で初の外貨によるレジ精算サービスを打ち出したのも大原孝治氏で、顧客最優先主義によるアジアからの旅行客への対応も見事というほかありません。